田舎に先祖代々の遺骨が納骨堂に5霊あります。

宗教法人参事・終活カウンセラー・相続診断士のブログ

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現在、田舎(島根県)に先祖代々の 遺骨が納骨堂に5霊位あります。
もう両親も居なくなりこちらの方で何とかしたいのですが、
良い方法があれば教えてください。予算は幾らぐらい掛かるでしょうか?

一般のお墓は最後、合祀墓へ
室外納骨壇

今では、様々な葬送が増えてきて、何とかなりそうです

まず、5霊をお持ちとの事ですが・・・、
この遺骨について、全て管理されていますか。改葬許可証は発行されますか?

よくある話で、地方の古い納骨堂やお墓からお骨を移動される場合、
証明が出ない場合があります。

これは、そのお骨を預かられた、施設の程度によります。その納骨施設は、お寺様の管理でしょうか

先祖代々のお骨だそうですが、年代はいつぐらいでしょうか。納骨堂ですから、田舎の墓地のような事は無いと思いますが

田舎のお墓
田舎のお墓

お骨を預けられた時、火葬証明も提出されましたか?地方都市に行くと、それさえも、知らない施設はたくさんあります。
そんな施設に、説明しても、管理者はちんぷんかんぷんです。施設の方も当事者も預けた、預かっただけの所もあります。

この改葬許可証が出なければお骨としては扱われません。お骨であっても、あくまでも副葬品の扱いになります。

次に、全部改葬できる場合、改葬の手続き(法的な書類)が必要です。
詳しくは説明の資料を差し上げています

お骨が5つとの事です。
後、夫婦で2人として、7つのお骨を納める場所が必要です。

現状では7つのお骨を正式に納める場合、複数の墓所が必要です
または、納骨数の制限のない、家族墓しかありません
通常墓地をお求めの場合は、お骨の数に制限がないので全て入ります。

芝生のお墓
芝生洋風墓所

ここ近年でも北海道や鳥取・金沢などから9体の改葬もありました。

ただし通常墓所は、管理費がかかり、承継義務が生じます
誰かに守ってもらわないと、無縁墓になります

後が守れない、子供に負担をかけられない・・・
そうなると、永代供養が便利なのですが

でも、よく言われる話で、お墓の供養は50年と言われています
昔から、そうして期限をつけたのですね

そう考えると、先祖でも、遠い先祖をまとめて祀る事がいいと思います
それこそ、合祀の墓でもいいと思います

やすらぎの塔読経

ならば、自分達夫婦と実の両親だけ、個別の永代供養墓に納め
残り3体は、合祀の墓で祀る事は悪い事ではありません

皆様、たくさんの悩みをお持ちですね