ニートの長男さんによる納骨です
猛暑も収まり、秋らしい気候の日の事です
8年ほど前、村上が、お申し込みの担当したご家庭です
契約のために、自宅まで伺いました
たくさんの、猫がいて・・・
お母さんは陽気な方でした
でも、おうちには長男さんがおられました
契約は、和風のお墓でした
2回ほど、自宅まで、説明によせていただいて
契約を頂きました
この時、すでに、お母様ご自身も闘病中でした
建墓が終わって、開眼法要をすまして、
お父様を納骨する、お供養となりました
村上が、担当しました
この時は、お母様(故人奥様)だけが、来られました
それから、かなり、経ちました(8年???)・・・
今回の納骨はお母様の追加納骨です
よく、お話をした方が、亡くなられるのは辛いものです
また、納骨を村上が担当しました
残っているのはニートの息子さんだけす。
お母様は、息子さんの事を気遣ってられました
「今の状態やったら、息子にお墓を守らせる事は無理やし…」
でも、息子は同じ墓に入れてやりたい・・・
管理費の100年分の先払いをされました
そして、お母様のお骨は息子さんの手で納められました
当園まで、道のりに自信がないとのことだったので
自宅まで、迎えに行きました
道中で、多くの話をしました
息子さんは30過ぎの、まだおぼこさが残る青年です
でも、まだニートだそうです
社会に参加できない理由は、聞き出せなかったです
納骨が終わり・・・
納骨の最中・終わってからも
終始お墓をなぜてらっしゃいました
口元からは、何か、両親を思い出すような言葉が・・
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
聞き取れませんでいたが
何か、伝わるものがあるのでしょうか
最寄り駅まで送って、お別れの時に
「頑張って生きてや・・・」
「また、お墓参りに来てくださいよ」
・・・軽くうなづいてられました
お墓は、家族の縁を戻す力があります
また、長男さんに、家長の自覚を目覚めさせる力があります
これを機に社会復帰して頑張ってほしいものです
お墓の仕事は、その御家庭の一部を垣間見える事があります