お墓を買うって、どんな事?素朴な疑問に答えます
「お墓を買う」とは、墓地の使用権を買う事です。意味わかりませんね。お墓の土地も、不動産も「買う」といいますね。でも、お墓の場合は、言葉は同じでも、まったく意味が違います。不動産でいう「買う」というのは、「所有権」を持つことになるのです。でもお墓は、使う権利を買うのです。不動産のように、土地を所有すると、売る事も貸す事もできますが、墓地はお墓として使う権利を買う事です。だから、お墓以外には使えないんですね。お墓の使用権は永代といわれます。この「永代」の使い方が、難しくて、様々な扱いをされます。意味は長きに渡って・・・という意味ですが、永遠・永久ではありません。墓地の支払う金額を永代使用料といいます。長きに渡って、墓地を借りますという料金です。永代管理とは、墓地は使っていいから、使用者で管理をしてね・・・。そんな意味です。だから、永代管理を売り物にしているお墓は管理費がかかりません。また、永代供養は全く違います。これは供養ですので、長きに渡って、供養をしますよ。という意味です。だから、お寺が管理しているお墓しか、永代供養の言葉は本来使えないのです。でも、近年は、承継者の要らないお墓の事を永代供養墓と称する業者もあります。永代供養墓の本来の意味は、長きに渡って、供養されるお墓のはずなんですが・・・。お墓を買うとは、墓地を使う権利と墓石を買うという事です。
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