こんな質問をいただきました。
宗教法人参事・終活カウンセラー・相続診断士のブログ
こんな質問をいただきました。
「私は、徳島県の出身で、現在、現住所の移り住んで30年以上が経ちます。
現在の親族は、昨年母親を亡くし、母親の弟(叔父)が独り養護施設にいます。
85歳の高齢者です。
母親の葬儀の際に、地元のお寺のご住職からの話を聞きました。
現存している墓所(先祖代々の墓)は叔父が墓守を行う。
その姉の私の母親(結婚せずに私を生みました)は、別に墓所を設けるのが本筋であるとの話でした。」
・・・そうですね。
従来からの教えでは、そう言われます。
ご住職は間違ってはいないです
従来から、家筋を大事にするのが、お墓の考え方でした・・・。
「私の家族は、生まれてから京都に移りまして、年に数回墓参に参る程度で、特に子供が成長してきた昨今では、その回数は減少して参りました。
家内は、もしも私が死んだら、子供たちは更に遠地の墓へ参るのが減るのが目に見えてわかると言います。」
「現在、徳島県に親戚はありますが、疎遠な関係でお付き合いがありません。
京都市で墓所などの相談が出来れば有り難いのですが、よろしくお願い申し上げます。」
皆さま、ほんと、同じお悩みです
高度成長期に京都に出てこられた方は多いです。
でも、田舎のお墓、ご親戚がおられる事は安心ですね
叔父様にも、家庭(お墓を守っていただける家筋)があると思います。
その筋に、お任せされればいいですね。
多くの方は、任す事のできない方が多いんです
多くの地方出身者が、田舎のお墓を墓じまいして
地元で、新しい供養を始めておられます
昨日、一昨日も、遠方から墓じまいをされて、納骨に来られました
一組は高知・もう一組は島根です
多くの方は、任す事のできる親戚がおられないから、墓じまいされるんですね
「母親は結婚せずに私を生みました・・・」
そんな事、気にされているようですが、墓守とは関係ありません
それよりも女手1人で、頑張ってこられたお母様のお祀りを考えましょう
質問者様に長男様がおられるのであれば、京都で家族墓を建立されていいし、
お嬢様だけであれば、お母様と一緒に考えられる永代供養墓もできています
京都天が瀬メモリアル公園では、1人用の桜下庭園樹木葬もあります
お母様・ご主人・奥様と並べる方も多いです
お墓は大きくて立派なもの・・・そんな概念も変わってきています
葬送も時代とともに変わってきています
子供様たちの意見も参考にして、お墓を検討してください
桜下庭園樹木葬でも、家族代々墓でも、家族に対する思いは同じです
まずは、お母様を祀ってあげて下さい