コロナも諸行無常です

各お寺様は、法要の後、多くの説法をされます

説法とは、釈迦の教えを伝える事。
もともと、お経の内容は、釈迦の教えを説いたものと聞いた事があります

村上の菩提寺の住職は、月参りの時、いつも、お経の一説を説明されておられました

これも聞いた話ですが、釈迦は聞き手の能力に応じ、適した教え方で、理解できるように説法したともあります。

対機説法といわれているそうです。
聞き手の理解する能力の程度によって、理解を促していたのでしょう

メモリアル公園では、在来仏教のご僧侶に、当寺の墓檀家様の供養をお願いしています
天台宗・浄土真宗・浄土宗・真言宗・日蓮宗・曹洞宗・臨済宗と、
主だった、宗派のご僧侶に、お願いしています
中に、時間内に、きちっと、お説法をされるご僧侶も多いです

機会があれば、僧侶の説法を拝聴している村上ですが、これは、ほんと、役得です。

説法
僧侶による説法

今回は諸行無常・・・
仏教用語で、万物は流転していて、変化・消滅が絶えない事
この用語を現在の状況に合わせて、説明されたご僧侶の話です。

もともと、諸行無常は、仏教の根本思想の三法印の一つです。
三法印は「諸行無常」「諸法無我」「涅槃寂静」です。
類義語で「盛者必衰」・・・平家物語の語りで有名ですが、世の中のものは、すべて移り変わりますよ。
当たり前の事ですが、真理ですね

コロナ禍が始まって、3年、お寺での追善供養の機会も減少しました。
3密を避けたいお気持ちは理解できます。
また、親戚の高齢者を呼ぶ事に、悩んでおられます

永代供養の読経

この8月、相談が沢山ありました。
「今月、父親の一周忌があります。でも、コロナで親戚を呼ぶのも憚って・・・。
どうすればいいですか・・・?」

皆さん、悩みは同じです。
答:無理する事はありません。

たとえ、一周忌の法要ができなくても、先祖供養はできます
無理して、する事はありません。

コロナの第6派が始まる前、急に、追善供養のお勤めをされる、おうちが増えました。
やはり、皆様の供養の気持ちは冷めないものですね

ここ、しばらく、僧侶の説法に、こんな話が増えてきました。
現世は全て諸行無常です。
全ては、はかなく、移り変わります。
すべての行いも常にあるものではありません。
言い換えて、明けない夜はありません。
やまない雨はありません。
きっと、明日は、雨も上がって、朝日がさして、いい日になりますよ。

今、皆さんの憂いの、コロナもいつか終息して、明るい明日が来ます。
いつまでも、悪い事ばかりではありません
コロナも諸行無常です
必ず、いつか、収まって、以前の生活が戻ります

医学的な根拠はまったく、ありませんが、
僧侶は、そんな事を言って、皆さんを勇気づけられます。
素晴らしい、お説法です。

京都から、このブログを書いてますが、今日の感染者もまだ4桁でした
でも、着々と減ってきています
このまま、終息に向かえばうれしいです。

WHOも、コロナの終息が視野に見えていると言ってますが
日本の医療機関は、認めていません

しかし、着実に、感染者は減っているように思います。
国民全部が、意識を高めて、対策をしていければ、いつか終息するでしょう

諸行無常とは、全てが、永遠ではない・・・
全てが、移り変わっていくのが、現世です・・・

お説法では、そんな事を、伝えています